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弁護士コラム・論文・エッセイ

弁護士コラム・論文・エッセイ

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弁護士 石黒 保雄

2017年02月14日

ライザップその後

(丸の内中央法律事務所報No.30, 2017.1.1)

□ ちょうど1年半前、この事務所報で「ライザップ体験記」というエッセイを書かせていただきました。その頃は、ライザップが話題になっていたこともあり、お読みいただいた方からいろいろなお声掛けをいただきました。この場をお借りして、興味を持っていただいた多くの皆様に感謝申し上げます。
 そこで、その後はどうなっているのかについて、皆様からいただいたいくつかのご質問に答えるかたちで、ライザップ終了後から約1年半が経過した現在の状況を述べさせていただきたいと思います。

リバウンドはしないのか?

□ ライザップ終了後、皆様からいただいたご質問で最も多かったものが、「リバウンドはしないのか」というものでした。確かに、かつてライザップのCMに出演した芸能人の中にも、その後見事にリバウンドをしてしまった方がいました。
 結論から申しますと、「ある程度の努力を続けない限り、リバウンドしてしまう可能性が高い」と思います。すなわち、もともとの食生活において体重が増えてしまう原因があった以上、ライザップ終了と同時にもとの食生活に戻ってしまっては、再び体重が増加することは明らかです。
□ そこで、「あれだけ苦しい思いをして減量した以上、もう二度と太りたくない」という気持ちと、ライザップ終了後にスーツを全て新調せざるを得なかったという痛い出費(ズボンがブカブカになったため)を常に忘れないようにして、とにかくリバウンドをしないよう注意を払ってきました。
 その結果、以下に述べるようなある程度の努力を継続することによって、体重はライザップ終了直後の72キロから2キロ増えて74キロとなりましたが、後に述べるようにウェイトトレーニングによる筋量の増加もあり、体脂肪率は12%程度に留まっています。

食事制限は続けているのか?

□ リバウンドの有無に続き多かったご質問が、「ライザップ終了後も食事制限を続けているのか」というものでした。特に、会食の際にお気遣いいただくことが多かったのですが、実際のところ、強制的な食事制限は全くありません。
 すなわち、ライザップに通っていた時期は、短い期間で一気に体脂肪を落とすため、1日あたりの糖質の摂取量を50グラム以下にしなければならないという具体的な制限がありました。その効果か、始めて2週間を経過した頃から、毎週1キロ程度ずつ体重が減少するようになり、2か月を経過した頃には目標であった7キロ減を達成するに至りました。
 しかし、ライザップ終了後は、さらに体重を落とす必要はなく、現状を維持すれば足りるため、ライザップに通っていたときのような過激な糖質制限の必要はなくなりました。
□ しかし、上記のとおり、ある程度の努力をしなければリバウンドしてしまうため、自主的な食事制限を実施し続けています。
 具体的には、朝食については、ライザップに通っていたときと同様、鶏の胸肉(タンパク質の宝庫です)を使用したサラダチキン、茹でたブロッコリー及び生野菜(ブロッコリーは栄養素満点で、がん予防、動脈硬化予防、アンチエイジング対策など様々な効果があります)、納豆、豆腐(そのまま食べ、醤油は使用しません)、緑茶というメニューに限定し、昼食は、セブンイレブンに出向き、鯖の塩焼き(これもタンパク質の宝庫です)、生野菜、味噌汁または豚汁、ヨーグルト、お茶というメニューを基本にしました。なお、生野菜にはドレッシングではなく、アマニ油もしくはオリーブオイルをかけて、良質な脂質を摂取するようにしています。
 また、夕食を自宅で摂るときは、家族の協力を得て、肉または魚をメインに、ブロッコリーその他の野菜とスープというメニューを基本にして、ご飯やパンなど糖質を多く含むものは食べないようにしています。
□ もちろん、このような食生活を続けているといい加減飽きてきてストレスが溜まりますので、会食あるいは外食のときは、このような制約を一切取り払って、好きなものを食べるようにしています(但し、ご飯やパンのお代わりは控えています)。

好きなお酒を飲んでもかまわないのか?

□ 次に、食事に関連して「好きなお酒を飲んでもかまわないのか」というご質問もありました。すなわち、ライザップに通っていた時期は、糖質を含まない焼酎とウイスキーに限定されていましたので、終了後もその他のお酒は飲めないのではないかとの印象があったようです。
 体重を増やさないという観点からは、焼酎とウイスキーのみを飲み続けることが望ましいと言えますが、ライザップ期間中、焼酎とウイスキーの淡白な味に飽きて、ビールの喉越しや、日本酒やワインの豊潤な味わいが恋しくてたまらなかった経験からすれば、到底無理な相談であると諦めました。
□ そこで、我慢をするのは上記のとおり食事だけに止め、お酒についてはワイン、ビール、日本酒、紹興酒など、そのときの料理にあわせて好きなお酒を飲むようにしています(ちなみに、上記に挙げた4つのお酒は、左から順に含まれている糖質が少ないので、ワインを飲むことが多くなりました)。
 なお、本来であればお酒は食欲を増進させますが、それではよろしくないので、お酒を多く飲むときは、その分食べる量を減らすように心掛けています。

どのような運動をしているのか?

□  ライザップに通っていたときは、毎週2回の強制的な筋力トレーニングが必須となっていました。理想的には、引き続き週2回程度のトレーニングを継続すべきところですが、時間的な制約から、毎週日曜日の午前中のみフィットネスクラブに通っています。
 フィットネスクラブにおいては、まずスタジオにおいてピラティスのレッスン(ヨガによるストレッチ効果と腹筋を中心とする筋肉の緊張効果を同時にもたらす運動)を約1時間受け、その後ライザップ仕込みの筋力トレーニングを約1時間行っています。
 ピラティスは、たまたま日曜日の朝の時間帯にレッスンが行われているため、何気なく参加してみたところ、なかなか面白く、また準備運動として最適であるため、すぐに毎週参加するようになりました。また、筋力トレーニングは、ライザップのようにトレーナーとマンツーマンでぎりぎりまで追い込むようなことはできませんが、マシンを使用してかなり強い負荷をかけて、筋量の増加を目指しています。
□ また、これ以外の運動としては、毎日意識してできるだけ歩くようにしたり、ゴルフの際にはカートに乗らず18ホールを歩くようにしていることが挙げられます。なお、歩くときもただ歩くのではなく、できるだけ大股でしかも速く歩くようにしていますが、それによりカロリーの消費量が増えますし、しかもゴルフにおいては同伴競技者を待たせることなく、自らのプレーをしっかり準備できる点で、とてもお勧めといえます。

どうやって体重を管理しているのか?

□ 体重を管理する方法としては、当たり前のことですが、毎朝必ず体重計に乗って体重を量ることが一番です。私が使用している体重計は、両手と両足から微弱な電流を流して体脂肪率を測定するタイプのもので、かなり正確に体脂肪率を計ることができますので、体重と体脂肪率をいつも気にするようにしています。
 また、スーツのベルトを締めた状態におけるお腹まわりの感触も、数字では見えない自己の状況を把握するうえで重要です。すなわち、脂肪はお腹周りから溜まり始めますので、いつもは何も感じないのにあるときベルトがきつく感じたら、警戒警報の発令です。
□ ある程度の努力を続けていても、会食が3日も続けばすぐに体重が増えてしまいます。そのようなときは、上記のような朝食及び昼食の他、夕食の量を普段の半分程度に減らすようにしています。そうすると大まかな目安として1日あたり200グラム程度体重が減りますので、これを何日か続けることで体重を元に戻しています。
□ 残念なことに年々基礎代謝が落ちていることを実感させられていますが、今年も何とか現在の体重と体脂肪率を維持できるよう頑張りたいと思います。

以  上

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