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弁護士コラム・論文・エッセイ

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弁護士 石田 茂

1997年01月01日

飲酒について

 当事務所が事務局の事務部門をお引き受けしている塚本企業法実務研究会で、会員に趣味を聴くアンケートがあり、音楽鑑賞と答えたところ、1つでは少ないと言われたので、飲酒と答えてしまいました。確かに仕事以外では酒に費やしている時間が一番長いので、趣味と言っても間違いはないと思うのですが、これは皆様の失笑をかい、塚本会の忘年会では、酔っぱらった諸氏から「オイッ、飲酒の先生。飲めよ」と、煮物を入れたお椀の蓋を手に握らされることとなりました。

 飲酒の趣味を否定するのは最早不可能のようですので、酒について一言。
まず、ビールのこと。今までは飲み屋でも家でも暖房が効いていて、真冬でも最初に冷えたビールということになります。この頃は、しかしビールの銘柄が多く、私など何でもいいので、銘柄をきかれるとかえって五月蠅く感じます。そんなときは、「何がいいですか」ときかれると「青島ビール」と言うことにしています(ただし、中華料理屋にはこのビールを置いているところもありますが)。

常 温

 このごろは日本酒を飲む温度に色々あって、昔「冷」というと一升ビンからそのままコップに注いだもので、この頃「ヒヤ」などと言うと、「レイシュですか」と尋ねられるのです。「冷酒」は腹に悪い(本当は後で足や腰、果ては翌日の脳に来るのですが)と言う人は、「常温」でなどと注文しなければいけなくなっています。しかし、「常温」であろうと「冷酒」であろうと5合も飲めば大変なことになります。もう1軒なんてことに。

水割り

 ウイスキーの水割りは、第二次世界大戦に、荷を軽くするために日本酒より強いウイスキーを配給し、兵はこれを水割りにして飲んだことから、日本では一般的な飲みものになったと言われています。ウイスキーを水で割るという飲み方は、本場の英国などではあまりしていないようです。外国映画などを観ても、ストレートかオンザロックで飲むのが、欧米人の飲み方のようです。ウイスキーの水割りを私もよく飲みますが、これだとだらだらと飲めるので、時間と金銭の消費量が増えるようです(反省)。

反 省

 過度に飲酒した翌朝は、家人の顔を見るまでもなく、私は反省しています。それも真剣に。昼間は仕事にまぎれて反省心も頭をもたげないのですが、夕方になり仕事も一段落すると、猛然と反省心が私を圧倒するので、私は、このままでは精神的な障害を惹起することがあるのではないかと不安になり、何か飲む口実を捜し始め、終に相手を見つけ不安を和らげるために「まずビー」となるのです。そして、過度の飲酒をし......。

さあ今夜も

(平成9年1月1日)

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