2024.01.05
依頼者と親族との間で共有を含め権利関係が複雑化した不動産が複数あり、親族間であるため書面化された合意もない状態であったことから、複雑化した状態を整理したいとのことであった。
複雑化した状況について事実関係や権利関係を整理し、希望する方向性を確認した上、親族との間で協議による解決を打診し、親族に選任された代理人弁護士や取引金融機関との間で協議を進めた。
権利関係が複雑化した不動産の売却や買取、賃料の支払や占有状態の解消を含めた総合的な合意をとりまとめ、金融機関に対しても事情を説明し、権利関係の整理をすることができた。
親族間では権利関係が書面化されていなかったり、共有状態のまま当事者が疎遠になったり高齢化したり相続が発生したりすることがありますので、可能であれば早期に対応することが望ましいといえます。